初めての保育者養成

保育士・幼稚園教諭の養成は専門学校・短期大学・大学で行われています。保育者養成に携わる経緯は、大学院で教育学を学び教員になる、長年の保育経験から請われて教員へ、音楽や美術の分野での優れた経歴を生かして教員になるなど様々です。ここでは、保育者養成に初めて携わる場合に、理解しておきたい知識について紹介します。

1.関係法令の理解

最低限度でも、児童福祉法、教育基本法、保育所保育指針(告示)、幼稚園教育要領(告示)の理解は不可欠です。

とくに「保育内容○○」を教授する場合、保育の内容を示した保育所保育指針と幼稚園教育要領の理解のうえに授業内容を組み立てる必要があります。

2.機関・事業の理解

保育所・保育所以外の児童福祉施設・幼稚園・その他児童福祉法に位置付けられた事業の内容については、理解しておく必要があります。

3.科目の目標と内容の理解

指定保育士養成施設には、教科目の教授内容がモデルとして示されています。

「保育士養成課程等の改正について(中間まとめ)平成22年3月24日 保育士養成課程等検討会」厚生労働省ホームページ

シラバス等を作成する際には、上記に示された科目の目標と内容を参照する必要があります。